ホーム > 詩人の部屋 > mikotoの部屋 > 投稿順表示

mikotoの部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] 私という名の言葉たち
詩人:mikoto [投票][編集]


私という名の言葉たちは
いつも何処かをさまよっています
私はひとつひとつ探してきて
つなぎとめたり、くみたてたりするのです

くるくるとめぐる言葉たちは
色彩をかえながら転がっていきます

硝子のような透明な言葉
鉛のように重い言葉
生まれることなく消えていく言葉たち

ただひたすらに無限の世界の
私という名の言葉たちは
欠片となったこころのすべてを
私の中へと還してくれるのです

2004/09/16 (Thu)

[32] 想い刻
詩人:mikoto [投票][編集]


冷たい空の中で

ぽっかり浮かぶ

れもんの月

漂う雲間に

白々またたく星の群れ

凛とした空気

静かに匂う金木犀

指先に灯る小さな光

淋しげに揺れる夢のかけら

密やかな刻に

目を閉じる夜

2004/10/06 (Wed)

[33] 信じる
詩人:mikoto [投票][編集]


信じるということは 赦すということ

信じるということは 護るということ

信じるということは 愛するということ

信じるということは あなたの全てを受け入れるということ

2005/02/08 (Tue)

[34] 時間
詩人:mikoto [投票][編集]


幼い時の一日は

とても、とても長かった

一年先は見えないほどに

遠い未来のことだった

今となっては

一日、一年、その先も

いっしょくたにして計っている

2005/02/08 (Tue)

[35] リフレイン
詩人:mikoto [投票][編集]


切なすぎて

胸が痛むほど

強く強く

君を想う

聞こえない声

伝えない心

哀しいほどに

リフレイン

2005/02/08 (Tue)

[36] しゃぼん玉
詩人:mikoto [投票][編集]


自覚した途端に

こわれてしまった想い

ふくらみすぎて

夢を映せずに

パチンと音を立てて

はじけてしまった想い

それはまるで

しゃぼん玉のような恋

2005/02/08 (Tue)

[37] 海底より
詩人:mikoto [投票][編集]

憂鬱は暗闇の海

抜け出そうと

もがけばもがくほど

溺れてしまいそうになる

ただ、じっと

水底にうずくまって

浮き上がるのを

ひたすらに待つばかり

2005/05/17 (Tue)

[38] 再会
詩人:mikoto [投票][編集]

巡り合いなんて

ありきたりだけど

本当にあるんだね。

出会い直した瞬間に

懐かしい時に逆戻り。

それが苦痛ではないくらい。

お互いの中で

時間が過ぎていったんだ。

ゆっくりと

でも確実にね。

2005/11/01 (Tue)

[39] 真夜中過ぎ
詩人:mikoto [投票][編集]

きっと、今が。

夜のいちばん深いトコロ。

でも、もう少しだけ。

息を止めて、身を潜めて。

この闇に包まれていよう。

2005/11/02 (Wed)

[40] 思いやり
詩人:mikoto [投票][編集]

思いやりってなんだろう?
例えば、相手の立場に立って考えること。
例えば、不用意な言葉を投げつけないこと。
例えば、不快な思いをさせないために行動すること。
だいたい、こんなものだろうと思うんだけれど。

誰かを思って言ったことやしたことが、誰かを傷つけたり。
誰かの立場に偏りすぎて、誰かの気持ちを踏みにじったり。
誰かを気遣うばっかりに、自分が苦しくなったりすることもある。

人によって、考え方や尺度や許容量は違うもの。
だからこそ、一概に何が正解なのかは解からないし、決められない。
でも、相手を思う優しい気持ちがあってこそ、成立するのは確か。

2006/11/21 (Tue)
40件中 (31-40) [ 1 2 3 4 ]
- 詩人の部屋 -