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mikotoの部屋


[4] 迷路
詩人:mikoto [投票][編集]

おびただしい言葉のうず
どこまでも続く、らせん階段

のぼってものぼっても
てっぺんは見えなくて
時折とまって上をみる

どこにゆくのか
わからなくなって
くたびれて座り込んだ

下をのぞきこんでも
青白くひかっているだけ

また、のろのろとのぼって
ぐるぐるとゆく

通りすぎて下を目指す人
はるかに上を急いでいる人
たくさんの人の中で
みんな一人ぼっち

見上げると真っ暗なところから
ほんのりと明かりが降ってきた

ちいさなかけらを道しるべに
まっすぐにのびた迷路をゆく

2004/06/12 (Sat)

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