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桜 未琴の部屋


[12] うまれたときから
詩人:桜 未琴 [投票][編集]

ひとってのはね

うまれたときからなにかをさがしてるの

そのさがしものをみつけたときにね

ひとはまたつぎのさがしものをするの

そうしてどんどんどんどん

さがしものをみつけていって

さいごにね

いちばんたいせつなものにきがつくの

それでね

ひとはみんなねむれるのよ

なんのためにうまれたのか

そんなことはかんたんなのよ

まようことはないのよ

ひとはね

なにかをさがすためにうまれて

なにかをさがすためにいきるの

それでね

なにかをみつけてしぬのよ

かんたんなの

そんなものなのよ

2003/10/13 (Mon)

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