詩人:雲丹 | [投票][編集] |
貴女への思いを紛らわすために
今とても卑怯な男になっています
貴女への寂しさから逃れるために
自分がこんなに弱い人間だったなんて‥思いもしませんでしたょ
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今夜の月は
あの朧月‥
君が持ち焦がれていた
あの月だ‥
でもここは東京‥
君の思いはあの月には
届きそうも無い
君はあの月を見ることが出来ないから‥
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甘く‥
猫のように擦り寄り
抱きつく
優しい声で赤ん坊が
ねだるような台詞
全てを引き寄せるように
両手がカラダを這い回る
本能だけが優先
けっして
他人には見せられない
自分の本性
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遠き大海を渡り
広陵とした大地に辿り着く
険しき峰を幾つも越え
たたらの群に出会う
製鉄の道具を手に入れ
さらに山を下る
広き郷に降り立つ
土に生きる民に出会う
そこに住む民は黍を作り喜びを得る生活を営んでいる
我慢強く生きる事を教えられる
東の海に辿り着いた
厳しくも豊かな海に生きる民に逢う
生き方を海に学ぶ民が好きになった
そこで出会った娘と結ばれた
私の命が尽きようとも
逞しく生きてくれると信じられるから
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少しずつ朽ち果てていく
あなたはそれを早く望んでいる
でも私は
そんなあなたより早く朽ち果てて崩れていくみたいです‥
だけどそんな事は決してあなたに伝えたく無いコトです
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壊れた玩具をとても大事そうに抱き抱えて
もう捨てて新しいのを買って貰えば?
それでも手放す事ができないでいる子供のように‥ いつまでも抱えていても何もならないのに‥
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何を話しても心が無い感じ‥
あなたの話す言葉が心に届いてこないみたいだ
だから生きた言葉も出てきやしない‥
自分でもコントロール出来ないどうしようもない状態です。
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いつも聞く事が出来ない
何となく解ってはいるんだけれど
空気で伝わってくる
あなたが苦しんでいる事も解っています
僕のわがままかもしれないけど
それでもあなたを無くしたくない‥
だから‥いつも聞けない事がある