| 詩人：みに☆ | ［投票］［編集］ |
つめたい
コンクリートの
堤防に座って
遅くまで
よく
喋ったよね
冬は
決まって
ホットのミルクティーを買い込んで
煙草が足りない時は
分けあって
いつもライターを忘れるあたし
愚痴や
くだらない笑い話なんかで
軽く２〜３時間
お腹冷やしたり
風邪引くんじゃないかと思うくらい寒い日もあったね
いつのまにか
あたしたちは大人になっていて
気軽には集まれなくなった
ねぇ
いつの日か
話したよね
結婚しても
子供が出来ても
おばあちゃんになっても
この海で
くだらない話をしようって
本当にそうなればいいね
そしたら
あたしたちの子供も堤防で話す日が来るかもね？
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今日ね
あなたに貸してた毛布を
クッションに巻き付けて
ぎゅっと抱きしめて
顔をうずめたけど
もう
あなたの
においはしなかったよ
もう少しで
あたしの誕生日
あなたは
何が欲しいかと聞いて
あたしはいろいろ答えたけれど
一番欲しいものは言わなかった
言えなかった
言えなかったよ
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今日はお仕事がんばりました
いつもよりがんばりました
ほめてください
ほめてください
でないと
明日もがんばれません
わたしは単純
お給料もらうだけでは嫌です
ほめてください
だれでもいいわけではありません
あなたにほめてほしい
わたしはあなたのために働くわ
あなたとわたしの未来のために
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さようなら
さようなら
２１のあたし
もう戻れない
前進あるのみ
ただただ進め
明日から1つ大人
今よりもっと大人になれるかしら
ゴボウが好きになるかしら
ショウガが食べられるようになるかしら
年頃になれば痩せるというけれど年頃っていつかしら
さようなら
さようなら
これから一年間よろしく２２のあたし
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きみと出会えたのは
誰かの気まぐれ
きみと恋におちたのは
誰かのいたずら
きみと結婚するのは
いたずらでも
気まぐれでも
ない
ふたりの意思
誰のせいでもない
一生いっしょ
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結婚まで後一年足らず？
そういいながら
笑いながら
悲しい
寂しい
めでたくない
と、あなたは泣いた
ごめんね
あたしも幸せな家庭を作りたいの
あたしが育ってきた
この暖かい家庭を作りたいの
そんなに悲しまないでよ
お母さん
あたし幸せになるからさ