ゼッタイ

と

平穏な日々

ってのは

ありえないんだよ

キモチを伝える

コトバ


コトバにしなくても

伝わるキモチ


コトバ裏返しても

伝わるキモチ

それが

愛のデカさってやつ

あなたと

手をつないで

海辺で

おさんぽ

あなた

と

あたし

見つめあうと

二人だけの世界のよう

瞳いっぱいに

あなたの笑顔

そっと

近付いて

キスをちょうだい

あたしの人生に

挫折が多いのは

あたしの人生が

永いからだ


あたしの人生に

妥協が多いのは

世の中に

選択肢がありすぎるからだ


あたしが

あきらめてしまうのは

あきらめても

どうにかなってしまう

世の中のせいだ

未だに

何に対しても

持久力がないのは

子どものころ

水泳が２５ｍしか泳げなかったから？

マラソンで途中歩いてしまったから？

熟れて

色付いたあたしは

もう

腐り果てて

堕ちるだけ

墜ちるだけ

大地に

カエロウ

リンゴみたいな夕陽が

歪んだのは

ネズミ色の雲が

伸びたのは

あくびをしたから

べつに

泣いてたわけじゃないよ

ふつうより

おっきいのが

いいでしょ？

愛も

心も

家も

ピザも

もちろん

あたしの

ウェストも

あなたに

すべすべの

お肌を

さわってほしいから

あなたが

いいにおい

って

いってくれたから

毎晩使っていたけど

あなたが

にがい

って

いったから

あなたが

いないときだけ

使ってる

なかなか減らない

パッションフルーツの香りは

あなたがいない日を

思わせるようで

うれしい

だけど

もうすぐ

あなたは旅立つ

そしたら

すぐに

クリームの容器は

からっぽに

なってしまうのかな

あたしの

ココロも

からっぽに

なってしまうのかな

あなたに

あたしが

解き放った

言葉のせいで

勇気づけられたり

元気がでたりすると

すごく

うれしい

あなたの役にたってるかな？

あなたに

あたしがいてよかった

って

思われたいの

魔法のように

繰り返す言葉

あなたの人生が

終わる瞬間まで

あたしの言葉で

微笑んで