詩人:みに☆ | [投票][編集] |
あまりの
機嫌の悪さに
イラつきながらも
お給料もらったら
なに買ってあげよ
なんて
思いつつ
悪態をつく
がんばるぞ
っと
心の隅っこで
紙に書いて
適当に丸めて
引き出しに
しまいこんだ
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オウチにかえりたい
と泣くあたしに
今はここがオウチだよ
と言って抱き締めてくれたあなた
顔は見えなかったけど
きっと複雑な気持ちだったと思う
素直じゃないあたしは
実家に帰りたいと言って
あなたを困らせた
ごめんね
甘えてばっかりで
もう少し
強くなるから
それまでは
よりかかっていい?
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あの場所にたっている銅像の腕も
あたしの大好きなアイスも
雨にうたれてとけてしまった
カタチあるものは
すべて
なくなっていく
なくなってしまうのに
最初からわかっているのに
なぜこんなにも
カナシイのですか
なぜこんなにも
ムナシイのですか
なくなってしまうまで
そのサビシサに気付かないのですか
もっと
もっと
大切にできないのですか
最初からわかっているのに
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傷ついた分だけ
ヒトは強くなれる
ウソ
傷ついた分だけ
弱くなってく
大事なもの
たくさん
ナクしてく
傷つけたヒトも
おなじ
傷つけた分だけ
弱くなってく
大事なもの
たくさん
ナクしてく
ナクしてく
なんて
カナシイ
輪
詩人:みに☆ | [投票][編集] |
隠れた兎は
どこ行った
隠れた小鳥は
どこ行った
昨夜の
お空のお星様
雲に隠れて泣いていた
いつか会えても
もう遅い
今朝の
遠くの鳴き声で
小さな
芽が
出たばかり
消える命と
出会う命
いつかの兎と
いつかの小鳥
一緒に過ごした日々は
素晴らしかった
では
また会う日まで