安っぽい

歪な

塊は

ころころと

坂を転がって

でこぼこと

形を変えていく

涙をながした数だけ転がって

悩んだ数だけ大きくなった

塊は

あたしの心の核

変化を繰り返した塊は

強く

逞しく

美しい

え？

愛って気持が伝わってればいいんじゃないの？

だって恥ずかしいじゃん

わざわざ言わなくてもわかってるだろ？

な？

あおい空気を

こころにいっぱい

吸い込んで

あなたに届くように

あなただけに聞こえるように

大きな声で

ささやくよ

届いてますか？

響いてますか？

知らないんです

あなたがいない世界など

わからないんです

あなたが隣にいない寂しさが

ありえないんです

あなたとあたしが別のみちを歩くなど

あたりまえなんです

あなたと手を繋ぐことが

そとだけじゃなく

なかもつながってたい

こころのまんなかつながってたい

そのうち
生きてていいのかさえも
許可もらわなくちゃいけないようになるんじゃない？

暗がりに浮かびあがる

ほんのり薔薇色の頬に

そっと

唇あわせたら

もう

今夜は眠れない

恋はニガイ

アマイのは罠

とろけるのは君の愛

ねぇ

そんなことより

ぎゅっとして

ねぇ

はやく火を消して

頭をなでて

ねぇ？

アタシといる時に

イップクする必要ないでしょ？

ハロー

お元気ですか？

あなたとよく遊んだね

蝉をとったり

花が散った後の実を食べた

あれって食べちゃ駄目なんだってね？

あたし大人になったよ

ねぇ、今年も咲いてくれる？

魅せてくれる？

花びらの雨で包んでくれる？

毎日見送ってくれてありがとう

これからもよろしく