もし

この世で一人きりになってしまったら

世界一高い山に登って

その頂上に寝転んで

昼間睡眠をとって

夜起きて

一晩中空の星を数えるわ

そしたら

あたしの一生退屈なしよ

そして

最後はあなたの名前を呼んで果てるの

それからたあたしは

氷付けになって

ずうっと残るの

ずうっと

ずうっとひとりなの

でも

死んだら分からないから関係ないわ

ハロー

お元気ですか？

あなたとよく遊んだね

蝉をとったり

花が散った後の実を食べた

あれって食べちゃ駄目なんだってね？

あたし大人になったよ

ねぇ、今年も咲いてくれる？

魅せてくれる？

花びらの雨で包んでくれる？

毎日見送ってくれてありがとう

これからもよろしく

ねぇ

そんなことより

ぎゅっとして

ねぇ

はやく火を消して

頭をなでて

ねぇ？

アタシといる時に

イップクする必要ないでしょ？

恋はニガイ

アマイのは罠

とろけるのは君の愛

暗がりに浮かびあがる

ほんのり薔薇色の頬に

そっと

唇あわせたら

もう

今夜は眠れない

そのうち
生きてていいのかさえも
許可もらわなくちゃいけないようになるんじゃない？

そとだけじゃなく

なかもつながってたい

こころのまんなかつながってたい

知らないんです

あなたがいない世界など

わからないんです

あなたが隣にいない寂しさが

ありえないんです

あなたとあたしが別のみちを歩くなど

あたりまえなんです

あなたと手を繋ぐことが

あおい空気を

こころにいっぱい

吸い込んで

あなたに届くように

あなただけに聞こえるように

大きな声で

ささやくよ

届いてますか？

響いてますか？

え？

愛って気持が伝わってればいいんじゃないの？

だって恥ずかしいじゃん

わざわざ言わなくてもわかってるだろ？

な？