詩人:みに☆ | [投票][編集] |
月灯りの下
あなたと
ごはん
木陰からのぞいてる
猫に
ウィンナーをおすそわけ
星に願いを託したら
手をつなぎ
あなたと
あたし
ブーツのかかとを鳴らして
仲良く帰ろう
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あなたのすう
さいごの
おおきな深呼吸が
あたしのにおいで
ありますように
あなたの瞳がとじる
さいごの
いっしゅんまで
あたしのえがおが
映っていますように
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もし
声が出せなくなって
あなたに好きといえなくなっても
もし
耳が聞こえなくなって
あなたの鼻歌が聞けなくても
あなたを見ていられたら
あなたと寄り添っていられたら
あなたに笑いかけることができるなら
それだけで
幸せ
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うっすらと
夜が明ける
群青色
子供の頃
欲張って
絵の具をいっぱいまぜた
色々まぜた
そしたらすごく素敵な色になると思って
だけど
色をまぜすぎた色は
どれも暗くて
くすんでた
そんな群青色
あたしは欲張り
小さな頃から欲張り
今も欲張り
群青色は
あたしの心の色
はやく
朝日で照らして
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しらなかった
こんなにも
大切なひとと
ともに歩んでいくのが
心地いいなんて
しらなかった
こんなにも
ひとりで歩くことが
怖いなんて
あるく音が
聞こえない
誰か
あたしの手をとり
走りだして
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きみ と
ぼく と
アナタ と
アタシ と
円で囲って
小さな輪
小さな世界
たくさんの小さな世界が集まってる
大きな円で囲んでも
やっぱり小さな世界
ちっぽけな
ちっぽけな
世界に依存中
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別に
雨ってふらなくてもいいんじゃないかと
ふと思う
ダメだ
あたしが流した涙をカモフラージュできなくなる
別に
夕焼け空って赤くなくてもいいんじゃないかと
ふと思う
ダメだ
あなたの隣で赤く染まったほっぺたを夕日のせいにできなくなる
別に
冬とかなくてもいいんじゃないかと
ふと思う
ダメだ
寒いから、と言って堂々とあなたにくっつけなくなるし
雪で滑るから、と言ってさしのべてくれるあなたの手がなくなるかもしれない
別に
いいんだけど
別に
あってもいいんじゃない?