詩人:みに☆ | [投票][編集] |
暗闇のなか
探した手のひら
冷たい手は誰の手?
暖かい手は誰の手?
ふりほどかれても
強く握りしめられても
何も
感じない
ただ
あたしは
あの人の手だけを
探しているのだから
あの日繋いだ
幸せな手のひらに
今も
目が醒めないまま
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隠れた兎は
どこ行った
隠れた小鳥は
どこ行った
昨夜の
お空のお星様
雲に隠れて泣いていた
いつか会えても
もう遅い
今朝の
遠くの鳴き声で
小さな
芽が
出たばかり
消える命と
出会う命
いつかの兎と
いつかの小鳥
一緒に過ごした日々は
素晴らしかった
では
また会う日まで
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傷ついた分だけ
ヒトは強くなれる
ウソ
傷ついた分だけ
弱くなってく
大事なもの
たくさん
ナクしてく
傷つけたヒトも
おなじ
傷つけた分だけ
弱くなってく
大事なもの
たくさん
ナクしてく
ナクしてく
なんて
カナシイ
輪
詩人:みに☆ | [投票][編集] |
あの場所にたっている銅像の腕も
あたしの大好きなアイスも
雨にうたれてとけてしまった
カタチあるものは
すべて
なくなっていく
なくなってしまうのに
最初からわかっているのに
なぜこんなにも
カナシイのですか
なぜこんなにも
ムナシイのですか
なくなってしまうまで
そのサビシサに気付かないのですか
もっと
もっと
大切にできないのですか
最初からわかっているのに
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オウチにかえりたい
と泣くあたしに
今はここがオウチだよ
と言って抱き締めてくれたあなた
顔は見えなかったけど
きっと複雑な気持ちだったと思う
素直じゃないあたしは
実家に帰りたいと言って
あなたを困らせた
ごめんね
甘えてばっかりで
もう少し
強くなるから
それまでは
よりかかっていい?