あまりの

機嫌の悪さに

イラつきながらも

お給料もらったら

なに買ってあげよ

なんて

思いつつ

悪態をつく


がんばるぞ

っと

心の隅っこで

紙に書いて

適当に丸めて

引き出しに

しまいこんだ

もがいてるの

くるしいの

はらだたしいの

なにに？

自分に

ごめんなさい

やつあたり

たすけて
ほしくて

やつあたり

ごめんなさい

もうしません

うそです

また
します

ごめんなさい

また

たすけて
ください

あまり

しからないでね

ピンクの

かわいさ

ふりまいて

まっすぐ走る

ゆらゆら

ゆれる髪の毛も

あのこの目の前から

消えていった

顔もしらない

あのこの右手

放したのは

いつものキスが

なかったから

愛は死なないなんて

最初から生まれてもいないのに

目をつぶって

からまわり

いつか

あのこと話せる日は

くるかしら

お酒に酔ってる

自分に酔ってる

恋に酔ってる


酔ってるひとは

信用できない

左目のなみだ

ながれた先は

こわれた夢の

跡


右目のなみだ

ながれた先は

ほそい友情の

糸


両目のなみだ

ながれた先は

きえそうな愛の

欠片


なみだのはじまりは

きずついた

ちいさな

こころ

どうせ

決まりごと

つくったって

あなたは

あたしを

甘やかす

あたしは

あなたを

甘やかさない

意味ないじゃーん

迷って

迷って

やっと

たどり着いた

スタート地点

こっから

あなたと

一緒に

光めざして

決してたどり着けない

あの光のなかへ

大丈夫

手をはなさないで

そしたら

少しは

近付けるから

喧嘩して

謝らないでも

仲直り


だけど

一日の終りに

ちゃんと

謝ってくれる

あなたが

大好きよ

愛はどこにも

いかないよ

あなたの

となり

あたしの

なか

あなたと

離れた右側

あたしの

あたまの上

どこにでもあるよ

だけど

どこにも

いかないよ

愛は

どこにもいかないよ

クジをひきました

ハズレをひきました

ハズレたのではなく

ハズレをひいたのです

要は

気のもちようなのです