からっぽ

いっぱいはいるよ

なにもないから

いっぱいはいるよ

だれもいないから

だれでもはいれるよ

あたしの

心のなか

たくさんのキスと

苦しいくらいの抱擁と

他愛もないお喋りと

笑顔


これだけで
埋められる時間

あなたが
居る場所が

あたしの隣じゃないだけのこと

心は

気持は

愛は

いつも
あなたのとなり

わたしの夢は

少しでも長く

一分一秒でも永く

できるなら来世も


あなたと

一緒に

いること

あなたと二人で

ふたりの

人生を楽しむこと

春

夏

秋

冬

季節が

いくつ

過ぎようとも

思うことは

ただひとつ

あなたが好き

ハルヲマツ

花咲きほこり

木は芽吹く

あのこのほっぺに

キスをして

さくら吹雪に

さようなら


また来年

と

ハルヲマツ

ウェットティッシュの袋を

横から開ける

残りは全部乾燥

コンビニのオニギリも

矢印なんて無視

シールをはがして

海苔を広げる

三角のご飯を包む

指にご飯粒つきほーだい

牛乳パックも

用意されたあけ口の反対を開ける

わざと？

教えてもすぐ忘れる

覚える気がないのか

まぁ

そのまま我が道を

つき進んでおくれよ

お父さん

雨のにおい

グッとこらえた

なみだの味

雨に濡れたふりして

涙ながす笑顔

胎児のように

まるまって

自分自身を

抱きしめる

寝転んで

目を閉じて

自分の心を

抱きしめる


すべて

輝くこの世界に

必要なんだと

いいきかせ

ぎゅっと

体をまるめて

もう一度

自分自身を

抱きしめた

最近の

ヒトは

ヒトリで

生きていけるそうですね


これは

進化ですか

退化ですか

変化ですか

ソラから

桜が

ふってキタ

ひら

ヒラ

舞い

チル

散る

満ちる

お月さん

サクラを

照らしておくれ

アシタも

あの人が

良い一日を

迎えられますように

良い一日で

終れますように