詩人:みに☆ | [投票][得票][編集] |
朝起きたら
枕元に
何かの
欠片が
ありました
朝ごはんを
食べてたら
ご飯の中に
何かの
カケラが
ありました
道を
歩いていると
何かの
かけらが
ありました
それは
私が
すてた
夢の欠片でした
それは
私が
すてた
希望の
かけらでした
それは
私が
なくした
心の
カケラでした
だけど
もう
その欠片があっても
元通りにはなりません
夢はもどりません
希望はもてません
心はあたたまりません
私は
それらを
組み合わせて
愛を
つくりました
四角で丸くて三角な
愛を
つくりました
私は
それを
胸ポケットに
入れて
あの人に
会いに行きました
あの人は
私を
ギュッと
抱きしめて
もう大丈夫
と言いました
すると
胸ポケットに
入れていた
愛は
すうっと
とけて
二人の
胸に
染み込みました
もうなくさない
もうはなさない
もう見失わない