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ariaの部屋


[47] 右手詩
詩人:aria [投票][得票][編集]


柵と絆
紙一重

幾つになっても
理解していた現実に
感情で傷つく

錯覚し続けることが
幸せだなんて

そんな結論に
行き着いてしまった日は

右手で詩でも唄えよ

追ってくる潮の香が
少し
神経に触るから

右手で詩でも唄えよ

はずれた音階と
いびつなリズム

明日はいつも通り
抱えきれない程の
錯覚を以て

だから
右手で
とんでもなく優しい

詩でも唄えよ



2008/09/03 (Wed)

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