ふと気が付けば桜は満開の季節を過ぎていて強い風に揺れる枝から花びらが舞っていたもう、入学式は終わった筈だ君はここに居ないそれは君が選んだ道まだ、入学式はしていない私はここに居るそれは私が選んだ道電車を待つ私に届いたメール真新しいスーツに包まれた君いつもの笑顔でそこにいた誰も居ない駅のホーム時は流れて、桜が舞った
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