詩人:カナリア | [投票][編集] |
頭が痛いわ
ガンガンするの
ちょっと音楽
『止めてくださる?』
今夜は静かに眠りたい
やけに背の高いあの靴を
今夜は抱き締め眠りたい
踊ることにも疲れたわ
だから今夜は… お休みなさい
だから今夜は… 貴方の元
へ『泊めてくださる?』
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好きです
好きです
まるで呪文の様に
そう唱えれば
君が手に入ると思ってた
好きです
好きです
恋焦がれて君に焦がれて
灰になるしかないならば
君のタバコの先に…
赤く火種を灯し
灰になる
詩人:カナリア | [投票][編集] |
貴方は 舞台に立つ人だから
私は そこには上がれないから
同じリズムで 同じステップ踏むことなんて
『不可能』でしか ありえない?
今宵も月明かりに照らされて
私は一人 踊り明かす…
この赤い靴履く足が
もげればいいと
願いながら
詩人:カナリア | [投票][編集] |
愛しているなんて
言わないで
その言葉は私を
弱くする
貴方に寄り掛かって
しまいそうになるの
だから
お願い
愛しているの代わりに
私の背中を押して下さい
詩人:カナリア | [投票][編集] |
もし 無傷の明日が
私を待っているのなら
今日は私のすべてに 傷を
付けてみましょうか?
けれど 今日は明日に繋がっていて
たった一日じゃ傷は癒えない
ならば 傷を負って迎える
明日に
君という薬を置いておこうか
そんな明日が待っているなら
私は頑張れる
例え 致命的な傷を 負ったとしても…
詩人:カナリア | [投票][編集] |
夜の散歩道
今日も月はかくれんぼ
君に会えない 夜はまるで
寝場所を無くした 捨て猫みたい
いつからだろうか
心が君でいっぱいになったのは
いつからだろうか
その気持ちを恋と呼んだのは
君を想い 夜風に吹かれて
僕は月を探す
月の兎が 恋しくて
詩人:カナリア | [投票][編集] |
アナタの代わり
貴方の代わり
貴女の代わり
君の代わり
君たちの代わり
僕らの僕にくっつく『ら』の代わり
いるんだよ
でもね 代えがたい
他の誰かじゃ 詩(うた)えない
だから 代えがたい
いや 欠け 代えない
詩人:カナリア | [投票][編集] |
君の自転車の後ろに乗って
馳せる想いは風に吹かれる
『しっかり捕まっていろよ』
なんて 君が言うから…
私は祈るの
どうかこの心臓の音が
君に聞こえてしまいませんように
夏の思い出
あの河川敷に今尚残る
君と私と自転車の残像