もし、一度いま一度この足自由になるのだとしたら迷わず貴方に会いに走るのに…今はただここに、ただ仰向いて寝そべるだけで…もっと生きたいよ。…なんて今になるまで気付きもしなかったのに雨が空から零れてそれはそれは泣いている…みたいでした。泣いているみたいでした。
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