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カナリアの部屋


[183] 夢心地
詩人:カナリア [投票][編集]

イカレた魚が
宙を舞い

餌となった☆は消え果てた

猛スピードで走る
亀は突然

甲羅を脱ぎ捨て
海へと溶けた

酔いどれの鳩に
起こされて

アルコールに沈んだ
あたしの肉体

月の光にさえも
嫌われて

日に日に
青紫へと染まっていく

今何時なのだろうとか
今日は何曜日なのだろうとか

気になるのは
天気ぐらいで

あれからどれぐらい?
そしてあとどれぐらい…?
クダラナイから
もう考えないよ


イカレた魚は太陽によって焦がされ

海に溶けた亀は塩水と化した

酔いどれの鳩が唄う
歌だけが
今のあたしの癒しとなって

小さな錠剤を
気の抜けたBeerで流し込みながら
あたしも夢心地
鳩と一緒に歌唄う

2008/11/26 (Wed)

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