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カナリアの部屋


[65] 雪‐Sethu‐
詩人:カナリア [投票][編集]

まばゆいほどの銀世界
君たちを起こさぬ様に
そっと歩いた

街灯に照らされた
透き通るような
あの子の髪に

休まる雪は 煌めき増していつの間にか
君を天使に変えたね

どうか 僕らの愛まで
“冷やさないで”と
握り締めたこの手には

若いがゆえの“永遠”が
今にも擦り抜けてしまいそうに
藻掻いていたよ

雪よ この切なさよ
恋人よ この愛を

止む事なく 降り注いでおくれ

例えば “トワ” に続く

Love Story

ピリオド打たれし夜にさえ

思い出すのは
あの雪の優しさである様に

2005/11/14 (Mon)

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