容易く手に入れた鍵を後生大事に握り締め今となっては何を開けたかったのか忘れてしまったよくよく眺めてみれば何とも滑稽な鍵で意味も無く笑ったり泣いたりする傷一つ無く新品同様で誇らしげなのにそのくせいじけてみたりもする形は複雑すぎて同じ鍵はだれにも作れはしないし・・・さてさて何を開ける鍵だったっけきっと思い付く物の中には無くて忘れたくとも忘れられない物の鍵だったりして多分もう捨てた方がいいのかな