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薔薇野原 雅の部屋


[4] かすみ草
詩人:薔薇野原 雅 [投票][編集]

駅を降りて いつもの街並み

貴方の 黄色い 車だけ見えない

何処にいる 解らない
最終列車が 駅を出た
貴方に 逢いたい

瞬間(とき)に囁く
悲しみの予感

貴方を 感じていたい
貴方を 探したい


電話の 向こうで じゃれ合う声が

聞こえる 私の終わりを知らせた

あの頃の 助手席に もう 二度と 私は座れない

早すぎた 恋の終わりを

知ってたなら

もっと 寄り添えば 良かった

いつだって 感じていたかった

貴方の吐息 序章だけの 恋でした

全てが つれなくなって 駄目になっても

忘れたくない 人でした

2013/12/07 (Sat)

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