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薔薇野原 雅の部屋


[45] やさしさなんて、いらねえよ
詩人:薔薇野原 雅 [投票][編集]

咳をしても独り ポッドのお茶も凍えるほど
つめたいつめたい風に 吹かれてた僕を君は知らない

去り際にちいさく 「またね」と言っても
君には聞こえないだろう 風と共に去る皆に手を振った

いつからだろう こんなにも
虚しく胸が乾いたのは

やさしさなんていらねえよ 素直に喜べないから
追いかけるほど 君の跡が泣いている
愛しさなんていらねえよ 胸が苦しくなるから
今はやさしい雨に濡れてたいんだ

2014/12/19 (Fri)

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