咳をしても独り ポッドのお茶も凍えるほどつめたいつめたい風に 吹かれてた僕を君は知らない去り際にちいさく 「またね」と言っても君には聞こえないだろう 風と共に去る皆に手を振ったいつからだろう こんなにも虚しく胸が乾いたのはやさしさなんていらねえよ 素直に喜べないから追いかけるほど 君の跡が泣いている愛しさなんていらねえよ 胸が苦しくなるから今はやさしい雨に濡れてたいんだ
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