詩人:微笑人 | [投票][編集] |
彼の手で私はピュアになる
彼とする
初めてのハグ
初めてのキス
初めてのタッチ
彼の手で私はバージンになる
生まれたての心に
優しく触れられたとき
新しい感覚に
とけいってゆきそうなとき
彼の中で新しくなる
明日の夜には
私の中で変えてあげる
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
華やかな世界へ憧れる
NYの街
一人前に批判はせども
44丁目
ブロードウェイの渦にまかれたい
だけれども
雲を掴むようなことを
あきらめきれない
そんなオトナにはなりたくなくて
だけれども
手の届く
現実ばかりに囲まれて
腕を伸ばすことに疲れてしまった
そんなオトナにもなりたくなくて
見上げた空は高くて
それは昨日よりも高くて
明日は今日よりも高くあるのかもしれない
半径Xの世界から抜け出せない
腕はちぎれると痛いから
ほどほどにかざしておこう
目は明るいものを見過ぎると
眩んでしまうから
見開かないでおこう
いつのまにか
感じられるのは生暖かいいつもの風
いつのまにか
触れられるのは必要最低限の常識
いつのまにか
目に入るのは見慣れた鏡の中の冴えない瞳
夢は語るもんじゃない
なんて歌詞があったのは
研ぎ澄まされた感覚を持っていたあの頃
この空は
昨日よりも青くて
明日は今日よりも青いだろうに…
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
この決断を
間違いにはしたくない
後戻りできない
以前に
後戻りしないつもり
先が見えないこと
楽しむことにした
私を縛っていた
プライドや
学歴や
肩書きは
ビリビリにする
恐れや
迷いは
等身大で抱き締める
神様にねだるものは
未来じゃなくて
あふれるほどのチャンス
この決断を
間違いにはしたくない
タダで転んだわけじゃない
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
その言葉が刃だなんて
貴女は知りもしないでしょう
正論めいた攻撃は
貴女の押しつけにすぎません
どれほどにすばらしい
人生を送ってきたのでしょうか
批判することは
簡単なのです
貴女などに
怒らない
傷つかない
恐れない
私は貴女を
克服してみせます
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
不安に追いかけられた夜の端を
ちぎってここに書き溜めよう
待ち伏せする太陽にひるまぬよう
追いかけてくる月明りにつかまらぬよう
夢の先端はいつも日常への入口だ
それは束の間の安心と
さらなる恐怖
瞼の葛藤
もう濡らさない
月が私を監視する
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
ワタシ欲張りで
まるで
小さな子供のように
愛されたくて
愛されたくて
ワタシ欲張りで
どんなに強く
抱き締められても
寂しくて
寂しくて
ワタシ欲張りで
飽きるほどの
カタチあるものが
欲しくて
欲しくて
愛されたくて
安心したくて
いつだって
カタチあるものが側にいないと…
ねぇ
コトバじゃないと
伝わらないよ?
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
帰り道
酔っ払っちゃって
くちびるが寂しいって言うから
こっそりおねだりした
夜は
携帯抱き締めて
距離が切なくて
泣きながら朝日を見たよ
飛行場は大好きで
怖がりだなんて嘘みたいに
ただただ会いたくて
いやらしい女だなんて
思われないように
体中で愛してもらいたいの
我慢してた
疲れた横顔に
甘えるだけで精一杯
だから辛いって言ったじゃない
なんて言わないで
距離を甘く見ていたわけじゃない
自分がこんなに弱いことに
気がつかなかったの
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
「生きるためのレシピ」
というものがあるならば
私はとっくに失敗作
出来損いの
いっちょできあがり
そんなものなんてないさと
歌う声で深く救われた
答えが見つからないことに
焦ったのは少年時代
答えのないことを
実感したのは
ついこの間
答えのないことに
納得したいと思う
今日この頃
どうせ歩くなら
私しか知らない
あぜ道だっていいさ
評価をくだすのは
広い広い世間でも
ハナマル印つけるのは
いつだって自分だから
詩人:微笑人 | [投票][編集] |
クチビル噛んで息をした
喉はひりひりと焦げるけれど
クチビル噛んで息をした
寂しさをいやすココロの水槽は空っぽだ
水は揺れない
あなたの音は聞こえない
私に潤いをください