詩人:微笑人 | [投票][編集] |
このカラダを包み込む
暖かい胸はないのです
傷だらけでかばってくれる
大きな腕はないのです
だから
私は
凍えぬよう
自らを暖め
ココロ傷つかぬよう
己を抱きしめるのです
ヒトは孤独だなどという
決まり文句は聞きたくないのです
カラダにココロに
染み入っているのです
ただ
願うのであれば
その面影を
その面影を
うつむいた私を覗き込む
そのまなざしを
手持ち無沙汰の右手に重なる
そのごつごつした指を
ただ
願うのであれば
その面影を
その面影を
できることならば
自らの温度では
冷めきってしまうだろうから
強くはないこの腕は
痛みで力を失ってしまうだろうから
その面影を
その面影を
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よるは ながい
くすりなんて きかない
たえぬく つよさ
そんなものは ない
よるは ながい
だから うたう
きみのすきなうた
わたしのきらいなうた
うたう
ちいさく
ちいさく
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小さな不安定
大きくなって
なみだ・ぽろぽろ
止まらない
止まらない
夜の世界
つかまらないように
つかまらないように
なみだ・ぽろぽろ
おもい・ぽろぽろ
ぽろぽろぽろ
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私が好きといった数だけ
あなたはきっと傷ついてる
早く恋をすればいい
私を忘れたらいい
憎んでくれていい
不安そうなメールはほしくない
悲しそうなメールはほしくない
辛そうなメールはほしくない
寂しそうなメールはほしくない
同情があなたを抱き締めたがる
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薬指のリングをはずしました
自らはずしました
寂しさよりも開放感が勝っていたことに
驚きました
涙がでました
けれども
もう戻れません
軽くなった薬指を眺めます
じんわりと
涙がとまりませんでした
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夢が痛かった
果てしなく続いてゆきそうな生の道の前で
うずくまっていた
死を選んだ奴がいた
苦しみの先にある死という無限を選択したくて
息もせずにあえいでいた
とにかく
夢がいたかった
得体の知れない膜に
覆われて
まとわりつかれて
もがくことは
抵抗なのか
あきらめなのか
そして
夢がいたかった
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やせるときは
いちばんに
しぼみます
ふとるときは
さいごに
ふくらみます
つごうよくは
いかないものです
それでもきょうも
まっさーじして
いたわって
ぎゅうにゅうのんで
そだてて
たまには
かわいいぶらじゃー
かいたいな
がんばれ
がんばれ
わたしのおっぱい