夢が痛かった果てしなく続いてゆきそうな生の道の前でうずくまっていた死を選んだ奴がいた苦しみの先にある死という無限を選択したくて息もせずにあえいでいたとにかく夢がいたかった得体の知れない膜に覆われてまとわりつかれてもがくことは抵抗なのかあきらめなのかそして夢がいたかった
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