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微笑人の部屋


[7] 「ソレ」そして「果て」
詩人:微笑人 [投票][編集]

落ちていく気配
空中を手で仰ぐように
「ソレ」をふりはらう

階段をとにかく下り
気温は下がる
動けなくなる頃に
「ソレ」が扉の前で待つ

滑り込むように入った
雪 雪 雪 その先に「果て」

そして
「ソレ」は言う

『凍エ、トドマルカ。
オビエ、振リ返ルカ。
声ヲ出セズトモ、我カラ逃レルカ。』


息がくもった。


タ ス ケ テ


2003/02/25 (Tue)

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