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雪 刀寿の部屋


[373] オーシャン・トリートメント
詩人:雪 刀寿 [投票][得票][編集]

眠りの中で あなたがいつも そっとささやいてくれるから
ぼくはじっと病をいやしていられる

平和に
安らかに

子守歌のような あなたの声

冬を越えて、春が来ても、それも忘れて、寝床の中ですやすや
ぼくは幸せ

思う心は幸せ

病んだから、痛みをやわらげられる 心地よさが味わえる
ご飯を懸命に食べて、必死に上へ あがろうとする真剣さ

ゆっくりだよ
そうっと、

海の向こうから、あなたの肌の触れ合いが、潮風に乗って届く
いつ別れてもいいように、ちょっとよそよそしく、
でも、ありったけのあったかさを振り掛けて、ぼくへ染み渡る
愛・合い・逢い・ああ〜いい〜

2010/10/15 (Fri)

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