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万田 海斗の部屋


[380] 同じ・にがみを味わう仲間
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

ここで こうして、

似ている 時間の流れに 身を そよがせ、

胸の中の 思いの味を かみしめてる。


ぼくら、甘さも すっぱさも、同じ道を見つめて来た ようだね。


これは奇遇


街で すれ違う 人肌に、
それに近い匂いを 感じることも多くって、

ここへきて、また、
雨のしずくの 熱をかぐ。


今日も、どこかで、憎しみと 憧れが 交差して、

しぼり出た 人生料理のスパイスで、ご飯の味付けが 進み、

君の背中の まろやかなシュガー・バブルを のどごしに飲み込むんだ。


2010/10/24 (Sun)

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