ホーム > 詩人の部屋 > 万田 海斗の部屋 > 寒火(さむび)

万田 海斗の部屋


[60] 寒火(さむび)
詩人:万田 海斗 [投票][得票][編集]

・・・しゃけ

   ししゃも

   ほっけ
         魚の日本語


なんか「殺傷して 食って、ゴメン」
っていう まろみが宿ってる 語感

   「とって、刃物でさばいて、申し訳ない」
優しさの呼びかけが、籠もってる。


そういう ヤマト言葉が好きです。



焼きざかなの かおり 嘗めながら、
潮騒の遠吠えに 耳すます。



こうなってくると もう、
ムードにどっぷり浸かり

その気になる、、
人ってモノ。

さめずにホット



自分の炎 みつめる

やけどしないように

しくしく ベソかく


魂の奥底・・・

むせび泣きは
耐えて、

ぎりぎりで 静かにしている のよ





2007/10/24 (Wed)

前頁] [万田 海斗の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -