悲しみも喜びも波のようで感情はもろく心は揺れて多少の波にさらわれぬように防波堤を作ってみたり僕は波が穏やかに美しくあることそれが自然であることを忘れてただ恐れていたでも今、少し手を伸ばして僕が僕である所以のこの波に触れてみようと思う無邪気になれたあの頃ように僕は僕の自然になれるようにあるがままで
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