詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
気がつけば
暑い夏だった
何も考えようとしていない私にとって
時間が進んでいくのは
凄く辛かった
あの時のままでいれば
貴方は私を愛してくれるだろう…
そんな願いをもって
自分の時を止めた
このままじゃダメなのに
前に進めない
前に進みたくない
その場所で立ち止まり
待っているんだよ
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
夜中の12時
窓を開け
ベランダに出て
煙草を吸った
風が気持ちよく
肌をなぞっていく
黒い空には
数えられるぐらいの星々
今日は満月
君と見た時の満月は
夕方の
一際大きい
赤い満月だった
2人で
綺麗だね
って言いながら
自転車を走らせていたのを
覚えている
今日は
そこまで綺麗な満月ではないけれど
君も何処かで見ているかな?
隣にいない君
初めて寂しさを感じた気がした…
割り切っていたのに
戻りたくなった自分がいた
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
懐かしいギターの音色を聞いた
静かに音を鳴らし
低い声で唄う
悲しげなその声
寂しそうな音色
風と共に
私の肌を通り抜ける
高鳴る鼓動を抑え
振り返らずに
その音色と声を
聞いていた
優しいその声は
私の涙を
そっと拭ってくれた
懐かしい響き
頭の中で重ね合わせ
聞いていた
顔を合わせてはいけない
また
戻りたくなるから
さよなら…
懐かしい音色でした
ありがと…
乾燥した風と共に
音色と声が
通り抜けていった
風は
水へと変わっていった
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
肩までの短い髪の毛
いつも
貴方に切ってもらってた
優しく髪をとかしてくれるのが大好きだった
凄く気持ちよくて
心地よかった
もう
切ってもらうことはできない
私はあれから
美容室にも行かず
ずっと
あの時のまま
髪の毛も
心も
想いも…
この髪の毛を切る時は
貴方を忘れる時
今だけは
このままでいたいんだ…
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
バイト帰り
家の近くの橋に腰掛け
暗闇の中
左のポケットから
煙草とライターを取り出す
百円の安いライターで
一本の煙草に火をつける
先は赤く燃え
灰になっていく
フィルターを
口の端に持っていき
煙りを口に溜め
煙りを深く肺に入れ
ゆっくりと煙りを吐き出す
何も考えずに吸う時もあれば
色々考える時もある
先で燃える火を見つめ
君を考える時もある
俺の唯一の
楽しみなのかもね
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
必死な
君がいた
私は
愛とか
付き合うとか
相手を信じるとか
分からなくなって
ずっと
軽い恋愛してた
相手を考えすぎると
別れが辛くなるから
後悔しないように
全てを捨てた
こんな
醜い私を
必死につなぎ止めようとしている
君がいた…
初めて
他人から
愛された気がした
今はまだ
怖いけれど
いつか
きっと
君を精一杯愛するから
それまで
待っていてね…
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
今
何をしていますか?
元気にしていますか?
もうすぐ
1ヶ月ですね
私はまだ
引きずっています
多分…
ずっとだと思います
こんな私で
ごめんなさい…
いつか
また…
そんなこと
有り得ないのに
願っている
私がいます
ごめんなさい…
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
喧嘩したって
いいじゃない
喧嘩して終わるのは
本当の愛じゃないよ
喧嘩するのは
当たり前
同じ人間じゃないから
君の気持ち
もっと知りたくて
喧嘩しているんだよ
だから
すぐに謝らないで
もっと
君の気持ち教えて?
もっと
知りたいんだよ
君を
本当に
愛しているから
教えてよ
君のこと
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
初めての
クリスマスプレゼントだった
長いストラップに
綺麗な星がついていた
凄く気に入って
お揃いで買った
大事にしていた
失くしたら
君も消えちゃいそうだったから…
別れてからも
大切にした
初めての
クリスマスプレゼントで
凄く嬉しくて
君とのお揃い
長いストラップだけが残り
綺麗な星は
消えてしまった
まるで
君のように…
もう
戻ってこない
君も…
余韻だけ残し
消えていった
思い出だけ残し
失くなってしまった…
もう
戻ってこない
君との時間
詩人:瑞姫 | [投票][編集] |
叫び
狂い
悶えながら
君を求める
君が欲しいから
君を縛って
側に置いておけば
よかった
こんなに
苦しいなんて
こんなに
君を求めるなんて…
帰ってきてよ…
君を感じたい…