ホーム > 詩人の部屋 > あおの部屋 > 冬

あおの部屋


[11] 
詩人:あお [投票][編集]

触れられた
あたしの頬や髪、唇、すべてには
きっとあなたが染みついている

握った手の温もりも
まだ冷めないまま
あたしの時間だけが止まってしまった

また冬がくるよ
独りで知る雪の冷たさと
春を迎えず終わった恋を抱えたまま
あたしはここから動けない


“あの頃もう少しオトナだったら
  今でもその腕の中にいられたのかな”

2004/10/05 (Tue)

前頁] [あおの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -