詩人:愛羅 | [投票][編集] |
最近ずっと
靄がかかったような
世界の中に自分がいる
ふわふわ浮いている
みたいで
現実味がなくて
一瞬で消えて
しまいそうな世界
そこに自分がいて
上手く笑えてない
自分がいて
ここにそれを
冷ややかに見ている
自分がいる
何をどうすれば
いいのか
本当のことも見えず
夢みたいに思える
すべてが意味を
もたない世界で
もちろん生きる意味
などなくて
死ぬ意味さえなくて
出口なんてない
そもそもの始まり
なんて見つかる
はずもない
赤く汚れた世界
流されながら
いつまで漂うのか
意味がないことに
意味などない
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
もうあなたのこと
忘れられたよ
あなたを見ても
ちゃんと笑えるように
なれたから
私はあなたを…
好きでした
……?
過去形?
もう忘れられたから?
だけどふとした時に
聞こえた声に
振り向いてしまう
あなたがこんなとこに
私のそばにいるわけが
ないこと
分かってるはずなのに
無意識のうちに
体が反応する
反応してしまう
そのたびに
もう忘れたんだと
自分に言い聞かす
今日は何回
振り向いたのかな
ちょっとずつ
へっていくはずなのに
あなたのこと
忘れられたはずなのに
だんだん
少しずつ
振り向く回数が
増えていくの
どうすればいいの?
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
我慢
我慢だよ
私が我慢しなきゃ
もう少し我慢しなきゃ
いったいいつまで
我慢すればいいの?
私は何のために
こうして苦しい思いを
してまで我慢してるの?
本当はその答え
知ってるの
多分誰より
分かってる
私は逃げてるだけ
いさかいになることに
怯えてるだけ
動き出すことが
"今"が変わってしまう
ことが怖いだけ
たとえ苦しくても
我慢していることが
一番楽なの
私は結局楽な方へと
逃げてるだけ
立ち向かう勇気が
ほしい
"我慢"なんて言葉に
甘えないで
正面からぶつかれる
強さがほしい
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
いつも私は
とても綺麗な世界を
思い描いてた
全てが上手くいって
悲しいことがあっても
その次には必ず
嬉しい出来事が
待ってる世界
誰もが笑顔で
みんなが幸せに
暮らしてる世界
心の綺麗な人ばかりで
嘘なんてない
そんな世界
だけど現実は
そんな風には
いくはずもなくて
期待した分
思い描いた分
失望する
生きるごとに
汚れた世界が
待ちかまえてる
必死に逃げたって
逃れる術などなくて
覚悟をきめる
違う
そんな綺麗なこと
なんかじゃない
夢物語のページを
一枚ずつ破って
捨てながら
中へ足を踏み入れる
それしか道は
残されていないことを
思い知らされる
私の描いた夢物語
あとどれくらいの
ページが
残っているの?
もう今の私には
描けなくなって
しまったんだろうか
もう少し頑張って
生きていたらまた
描ける日が
くるんだろうか
今はただ
一枚ずつ破りながら
昔描いた綺麗で
夢のつまった夢物語が
少しでも長く
残るように
願ってる
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
誰にも相談できない
誰にも頼れない
誰も本気で信用できない
誰とも本気で笑えない
誰もにおびえてる
こんな悲しいことって
ないよね
だけどそれが
今の私
昔はよかったなんて
思いたくもないのに
年をとるごとに
大人に近ずく度に
昔はできていたことが
難しくなっていく
いつか
できなくなってしまう
そんな日が
くるんだろうか
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
頑張んなきゃ
頑張んなきゃ
もっと頑張んなきゃ
いつもいつも
そうゃって自分に
言い聞かせながら
過ごしてる
いつまで頑張れば
いいんだろう
どれだけ頑張れば
幸せになれるの?
頑張ってる理由は
その目的は何?
私は何のために
こうして毎日
頑張って
生きているの?
頑張ることに
意味はあるの?
分からない
だから苦しい
こんな汚れた世界
すさみきった現状
群れを成し
機械に依存して
心を失った人間
そこに生きる
自分もまた同じ人間で
嫌気がさす
頑張んなきゃ
明日もまた笑って
頑張んなきゃ
頑張んなきゃ
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
楽しい気持ちが
分からないの
誰といても
何をしていても
心に穴が
開いてるみたい
楽しい気持ち
分からない
感じることが
できなくなった
一生分の幸せをあの時
使い果たしたのかな
笑うことに
苦痛を覚える
気を緩めたら
涙の大洪水
誰かに頼りたくて
でも怖くて
自分の弱さを
痛感する
出口が見えない
真っ暗闇に
いるんじゃない
だから光が見えない
目指すべきものを
見つけられない
灰色の世界で
想いを吐き出すことも
誰かを信じることも
できずに
休むことにさえ怯え
自分の生きる価値を
意味を見つけたくて
誰かが必要と
してくれる自分を
見つけたくて
見つけてほしくて
たださまよってる
いつからここに
いるのか
どうしてこんな世界に
いるのかなんて
わかるはずもなくて
今日もまた
さまよい歩く
いつか
光は見えるのか
出口はあるのか
その先に救いはあるのか
詩人:愛羅 | [投票][編集] |
誰かを信じること
怖いことなんかじゃ
なかったはずだよね
恐れるべきものでは
なかったはずだよね
人がもってる
一番綺麗な部分だった
はずだよね
けどとか,だけどとか
でも…とか
そんな言葉を
とったら
きっと一番始めの
綺麗な心
でてくるんだよね