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愛羅の部屋


[68] ない
詩人:愛羅 [投票][編集]


最近ずっと
靄がかかったような
世界の中に自分がいる


ふわふわ浮いている
みたいで
現実味がなくて
一瞬で消えて
しまいそうな世界


そこに自分がいて
上手く笑えてない
自分がいて
ここにそれを
冷ややかに見ている
自分がいる



何をどうすれば
いいのか
本当のことも見えず
夢みたいに思える



すべてが意味を
もたない世界で
もちろん生きる意味
などなくて
死ぬ意味さえなくて



出口なんてない
そもそもの始まり
なんて見つかる
はずもない



赤く汚れた世界
流されながら
いつまで漂うのか
意味がないことに
意味などない

2007/09/22 (Sat)

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