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○の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] Blue Sky(仮)
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ため息も凍るような冷たい街に
僕等は足を踏み入れた。

苦しそうな君を支えながら
一歩ずつ、ゆっくりと‥

君の流す涙は
僕の心を濡らす。
その涙の理由を
僕が1番知っているから
空を見上げて祈るよ。


心の冷え切った暗い街で
眠る君の手を握る。

悲しそうな君の横顔に
僕はそっと口づけて…

君の流す涙は
僕の心を叩くよ。
その涙の色は
蒼く澄んだ大空の様で
空を見上げて僕は…


自分の犯した過ちを
消すためじゃなく
忘れないために
小さな命を還すよ
この青い青い空に…

君の流す涙は
僕の心を揺らすよ。
その涙を抱きしめ
蒼く澄んだ大空を
見上げて僕は祈るよ…

2007/03/02 (Fri)

[2] 卒業
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いつからだろうか
こんなに暗いくらい部屋に
住み着く様になったのは・・・
こんなに鬱な自分を見たくないのに
どうしても出て行けないこの部屋
この部屋の名前は
「大好きだったキミ」
あれからもう半年以上経つのに
中々出て行くことは出来ない・・・
忘れたいのに忘れたくない・・・
そんな部屋から出してくれたのは
遅れてやって来た君
暗い部屋に光を射して
導いてくれたんだ
やっと卒業出来そうだ
キミから・・・

2007/02/27 (Tue)

[3] その花は、
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欲に塗れた汚れた街の
薄暗い道端に
小さな花が咲いている。

触れられる事を拒む様に
ひっそりと咲いている。

光を求める事もなく
乾いた地に根をはって

ただ淡々と咲き誇る。

何に侵されることもなく
自分の色も知らぬまま
ただそこに咲き続ける

自分でも解っているはず
そこで咲き誇る無意味さを

そろそろ目の前に広がる
大きな地に出てはどう?

そんな薄暗い所じゃ
あなたの色は判らないよ

私はこっちで待ってるよ
自分の色を知るあなたを

2007/02/27 (Tue)

[4] 
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この寒い季節を
運んで来た彼も、
次の場所へ行く
旅仕度を済ませたみたい。

枯れた落ち葉を拾い上げて
また次の場所へと去って行く。


嗚呼、僕の一時のぬくもりよ。
地平線の先へと消えて行く。

嗚呼、僕の一時の思い出よ。
風と共にどこへ行く…。

2007/03/05 (Mon)

[5] earth
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丸い世界と廻る宇宙(ソラ)
流れる水と過ぎる時間
人の心と汚れた手
壊れゆく世界と伸ばした手

黒く汚れた風と水
焼かれた森と枯れる草木
生きる命と生かされる命
知恵を持った人々と
繰り返される死の争い


まわるまわる

世界と命

まわるまわる

時間と心


青い青い世界はあるか?

誰も答えを知るはずもなく、

青い青い世界は今も

廻る廻る宇宙に在るか?

2007/03/09 (Fri)

[6] 月夜のワルツ
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目の前には丸い月

僕等の歩く暗い道を

空高くから静かに照らす


柔らかな夜風に乗せて

星達のかすかな歌声を

僕等へ届けてくれる


手を伸ばせばとどきそうな
大きな光に
僕等の心は高まるばかり

綺麗な月を隠す雲は

君を包む僕の腕の様

美しい時を刻もう

星達のワルツを躍りながら…

2007/03/09 (Fri)

[7] 月のない世界で
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君を突き放した
僕の顔は

月の見えない
夜空の様だった


二人で過ごした
何気ない日常

少し困った様な
君の笑顔

もう何もいらないと
心から思えたのに


怖かったんだろう

この気持ちを支え続ける事が

怖かったんだろう

少しずつ離れる君を見ていく事が


どうしようもなく愛しいのに
繋ぎとめる事は出来なかった


僕は逃げ出してしまったから

僕の目は曇ってしまったから

何も見ることが出来ないから


月はもう僕を照らさない

月の見えない夜空の下で
僕はこのままもがき続けるんだろう

2007/04/01 (Sun)

[8] 初めての気持ち
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どうしてだろう

いつも喧嘩になってしまうのは

どうしてだろう

いつも君を泣かせてしまうのは

どうしてだろう

いつも君を怒らせてしまうのは

どうしてだろう

いつも君と目が合ってしまうのは

どうしてだろう

いつも胸がどきどきしてしまうのは

どうしてだろう

いつも君が傍にいてくれるのは

どうしてだろう

どうしてだろう

2007/06/11 (Mon)

[9] 君、漏洩
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悲しみの雨

震える拳

ずぶ濡れの猫

嘆きの声

感情の波

溢れ出す涙

吐き出せぬ空気

薄れゆく意識

焼き付いた景色

全身から漏れ出した記憶

君はもういない

2007/06/18 (Mon)

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