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どうしてだろう
いつも喧嘩になってしまうのは
どうしてだろう
いつも君を泣かせてしまうのは
どうしてだろう
いつも君を怒らせてしまうのは
どうしてだろう
いつも君と目が合ってしまうのは
どうしてだろう
いつも胸がどきどきしてしまうのは
どうしてだろう
いつも君が傍にいてくれるのは
どうしてだろう
どうしてだろう
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君を突き放した
僕の顔は
月の見えない
夜空の様だった
二人で過ごした
何気ない日常
少し困った様な
君の笑顔
もう何もいらないと
心から思えたのに
怖かったんだろう
この気持ちを支え続ける事が
怖かったんだろう
少しずつ離れる君を見ていく事が
どうしようもなく愛しいのに
繋ぎとめる事は出来なかった
僕は逃げ出してしまったから
僕の目は曇ってしまったから
何も見ることが出来ないから
月はもう僕を照らさない
月の見えない夜空の下で
僕はこのままもがき続けるんだろう
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目の前には丸い月
僕等の歩く暗い道を
空高くから静かに照らす
柔らかな夜風に乗せて
星達のかすかな歌声を
僕等へ届けてくれる
手を伸ばせばとどきそうな
大きな光に
僕等の心は高まるばかり
綺麗な月を隠す雲は
君を包む僕の腕の様
美しい時を刻もう
星達のワルツを躍りながら…
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丸い世界と廻る宇宙(ソラ)
流れる水と過ぎる時間
人の心と汚れた手
壊れゆく世界と伸ばした手
黒く汚れた風と水
焼かれた森と枯れる草木
生きる命と生かされる命
知恵を持った人々と
繰り返される死の争い
まわるまわる
世界と命
まわるまわる
時間と心
青い青い世界はあるか?
誰も答えを知るはずもなく、
青い青い世界は今も
廻る廻る宇宙に在るか?
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この寒い季節を
運んで来た彼も、
次の場所へ行く
旅仕度を済ませたみたい。
枯れた落ち葉を拾い上げて
また次の場所へと去って行く。
嗚呼、僕の一時のぬくもりよ。
地平線の先へと消えて行く。
嗚呼、僕の一時の思い出よ。
風と共にどこへ行く…。
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欲に塗れた汚れた街の
薄暗い道端に
小さな花が咲いている。
触れられる事を拒む様に
ひっそりと咲いている。
光を求める事もなく
乾いた地に根をはって
ただ淡々と咲き誇る。
何に侵されることもなく
自分の色も知らぬまま
ただそこに咲き続ける
自分でも解っているはず
そこで咲き誇る無意味さを
そろそろ目の前に広がる
大きな地に出てはどう?
そんな薄暗い所じゃ
あなたの色は判らないよ
私はこっちで待ってるよ
自分の色を知るあなたを
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いつからだろうか
こんなに暗いくらい部屋に
住み着く様になったのは・・・
こんなに鬱な自分を見たくないのに
どうしても出て行けないこの部屋
この部屋の名前は
「大好きだったキミ」
あれからもう半年以上経つのに
中々出て行くことは出来ない・・・
忘れたいのに忘れたくない・・・
そんな部屋から出してくれたのは
遅れてやって来た君
暗い部屋に光を射して
導いてくれたんだ
やっと卒業出来そうだ
キミから・・・
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ため息も凍るような冷たい街に
僕等は足を踏み入れた。
苦しそうな君を支えながら
一歩ずつ、ゆっくりと‥
君の流す涙は
僕の心を濡らす。
その涙の理由を
僕が1番知っているから
空を見上げて祈るよ。
心の冷え切った暗い街で
眠る君の手を握る。
悲しそうな君の横顔に
僕はそっと口づけて…
君の流す涙は
僕の心を叩くよ。
その涙の色は
蒼く澄んだ大空の様で
空を見上げて僕は…
自分の犯した過ちを
消すためじゃなく
忘れないために
小さな命を還すよ
この青い青い空に…
君の流す涙は
僕の心を揺らすよ。
その涙を抱きしめ
蒼く澄んだ大空を
見上げて僕は祈るよ…