詩人:桃鈴 | [投票][編集] |
〜言葉の刃(ヤイバ)〜
繰り出す言葉は鋭い刃
歯止めの利かない諸刃の刃
その勢いはより深く,
食い込ませる為の力
放った瞬間でさえ
後悔は始まっているのに
放った瞬間は自分さえ見えない
放った言葉は諸刃の刃
歪(イビツ)な傷口は
どうやって癒やそう――。
詩人:桃鈴 | [投票][編集] |
同じ位のチカラで
同じ位だけ想って
同じ速度で歩いて行けたら,
ずっと一緒に居られるのでしょうか
“そんなんじゃきっとつまらない”って
あなたの答えも解かってるけど
だけど時々考えずにはいられなくなってしまうのです
詩人:桃鈴 | [投票][編集] |
欲しい言葉を
くれなくていい。
包み込むその手で
離さずにいてくれるなら。
優しいその手で
頭を撫でてくれるなら。
多分,
どんな言葉だっていい。
言葉なんて無くても,
きっと癒される。
詩人:桃鈴 | [投票][編集] |
ただ独り堪える涙に
映り込む光と闇
正しさをどうか求めないで
せめて上見ずにいられるまで
総て投げ出そうとするのに
指先はアドレス探す
“何でもないよ暇だったから”
詰め込みすぎて意味を亡くした言葉
信じなくていい
気付かなくていい
でもどうか拾い上げて
私を助けることが
私自身には出来ないみたい
震え出す身体を止められず
増えていく細い線が
求めたのは終焉じゃない
理解出来なくていいそれでも
過ちまでどうか包み込んで
誰かに示して欲しかった
独りじゃ見つけられない灯りを
眩しすぎると瞳閉ざすから
ささやかな灯りでよかった
ただ独り堪える涙に
映り込む光と闇
溢れ出した瞬間に
見つけたのは
終焉でも始まりでもない
淡く浮かぶほどの
ささやかな灯りへの未練
正しさをどうか求めないで
過ちさえ解ってない