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桃鈴の部屋


[11] 〜影踏み〜
詩人:桃鈴 [投票][編集]




陽の光眩しくて手をかざし

反射的に細めた視界の端に

あなたを映し出した




『もういい。』
背を向けて歩きだしたときも

『嫌いだよ。』
目も見れずに罵ったときも

本当は一緒にただ
笑いあってっていたかっただけ

不器用で
素直になれない自分が邪魔をする

結局どんなに強がってみても
抱き締められただけで
心は軽やかになれるのに

あなたが瞳を見て笑うだけで,
今までのわだかまりが
嘘みたいに消えるのに

あなたに頭を撫でられるだけで,
今までの憤りだって全て無駄だと思える


やっぱりあなたの傍がいいよ

私の隣はあなたがいいよ





陽の光眩しくて手をかざし

隣に歩くあなたの影に潜り込む

呆れ顔のあなたの手を取り

私は笑って歩き出す






2007/05/17 (Thu)

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