7年間の「ごめんね」って言葉は君と私をまたつなぎ合わせてくれる言葉だったのに。そんなにあやまらないで中身が空っぽの私はその言葉も響かない。そんなに泣かないで中身が空っぽの私はその涙もただの水。そんなに強く抱しめないで中身が空っぽの私は痛みもわからない。この日の「ごめんね」って言葉は君と私の本当の最後を教えてくれた言葉になっちゃったね。
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