詩人:桃華 | [投票][編集] |
己を抑える事が出来ず
衝動に駆られて
カッターを持つ
上から何度も何度も振り下ろし
己が気に入る傷が出来るまで
其れを繰り返す
滴り落ちる血
其れを見て 舐める
血を味わい 喜ぶ
さっきまでの苦しみが
何処かに消えていった
だから 止められない
詩人:桃華 | [投票][編集] |
あたし もう傷つきたくないから
独りで生きていく決心をしました
さよなら 好きでもないのに振り回してしまった貴方
さよなら 何時も誰かに依存していたあたし
あたしが死んでも 誰にも泣いて欲しくない
誰も泣く人が居なければ あたしは死ぬ事を躊躇わなくて依々
あたしの人生 あたしの運命 あたしの定め
あたしが全ての支配者
誰にも惑わされたくないから
独りで生きていく決心をしました
詩人:桃華 | [投票][編集] |
晄を見付けた
こんなあたしでも
生きていく価値を見出せるような
晄を見付けた
でも
あたしの境遇で運命で定めで
一瞬にして
晄を失ってしまった
今 あたしは闇の中を
狂気と共に彷徨う
詩人:桃華 | [投票][編集] |
去年の秋
僕は自分の事で一杯だったのに
君はちゃんと其処に居た
寒い寒い冬
僕は部屋に閉じ篭りだったのに
君は外に出る準備をしていた
君は空が見たくて
僕は光が恐くて
君は唯 其の生命を守って
僕は此処から逃げ出して
僕の弱さを
君に垣間見た春
詩人:桃華 | [投票][編集] |
何度も何度も
カードを配る
願い事をこめて
何度も何度も
トランプの神様は
同じ事を聞くと
本当の事を教えてくれないから
少しずつお願い事を変える
全部カードが開いても
未だすっきりしないで
また
カードを配ってしまう