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颯爽の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 未来
詩人:颯爽 [投票][編集]


分からなくてもいいよ
分からない【今】なんてさ
待たなくてもいいよ
果てしない【未来】なんかもさ

確かな言葉が
簡単に崩れてゆく
確かなコトって
確かな想いだったりするんだ
確かなコトって
目には見えないモノだったりするんだ

何を期待しているの?
何を諦めてしまったの?
何を怖がってるの?

君は僕を疲れさせてしまうけど
想うコトって ひとつしかなかったりするんだ

(僕と一緒に歩いてくれるかい?)

とっても遠い場所
僕たちの心の中のような
遠い
遠い
【未来】へと

それが
僕たちの旅の始まり
そして
君は僕の
果てるコトのない未来への希望になったんだよ



何処までも続く道

僕は君を疲れさせてしまうけど
想うコトって ひとつしかなかったりするんだ

(僕と一緒に昨日を乗り越えよう)

とっても遠い処に
僕たちの心の奥の
ずっと
ずっと
遠い処に

それが
僕たちの旅の終わり
それでも
君は僕の
果てるコトのない未来への希望で在り続けていたりするんだ


【旅】は終わるから旅なんだ


それでも僕たちは
旅を続ける
それでも僕たちは
歩き続ける

もう
昨日に生きたりしないよ
もう
明日を待ったりしないよ

僕が君に想うコトって
たったひとつしかなかったみたいに
僕の心の中に残った【昨日】は
それでも【未来】へと繋がっていたりするんだ


そんなコトを 君に話したら
君は笑って
僕の背中を押したんだ


ほら
また一歩
【未来】に近づいたよ

君と僕の旅の終わりに
新しく踏み出す一歩の

その先が

2007/01/18 (Thu)

[2] 雨空
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そんなことが
たまにはあっても良いんじゃないかな?

降り続く雨に
目を閉じる僕がいたんだ

自分が許せなくても
嫌というほど 自分を思い知らされても
それでも僕はここにいたんだ

わからないこととか
わかりすぎてしまったこととか
それでも続いてゆく日々とか
そんなの全部が
この雨と一緒に流れてゆけばいいのにね
笑い飛ばせればいいのにね

臆病な君が
それでも見上げた空は何色だい?

時々 自分が嫌になっても
時々 自分が許せなくても
思わず涙を流してしまった静かな夜に
わかる気持が 少しだけ届かなかったりする夜に

それでも見上げた空は何色だい?


冷たい雨
雨粒が 僕の目の前で弾けて
地面に飛び散って そのまま知らん顔


君は憶えてる?
君は元気かい?
君は何かを見つけたかい?
君は大丈夫かい?

聞こえてる?
届いてる?

我慢した数だけ
痛みを堪えた
間違った数だけ
言葉は増えていった
目を閉じた数だけ
涙が流れた

流した涙に嘘はないんだ
擦りきれそうな日々の中で
あの日交した君との約束が
僕を前へと進ませるんだ

そうやって
僕は生きてゆくんだ
君が とっても 優しかったから

この空は
僕たちのモノではなくて
覆い隠すこの雲は
僕たちの邪魔をして
降り続けるこの雨は
苛立つ僕たちに
何かを気付かせようとしている

それでも僕たちは
此処まで歩いてきたんだ
真っ直ぐに
それでも真っ直ぐに

水溜まりに映る
青い空が
白い雲が
僕たちには見えるんだ
だから僕たちは
【今日】という日々を
今日も乗り越えるんだ

(ありがとう)

僕は
君のことが
だいすきです



2007/01/21 (Sun)

[3] 空の下
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ふわふわと拡がる雲を見ながら 蘇る記憶は あの川の向こう側
君の笑顔があった
風が木陰を揺らすような
たとえば
そんな空の下で

強く想うことって
とても難しくって
何かに頼りたくなってみたりするんだ
堪える意味があるのかな?
気がつけば 声のする方へと走りだしていたりするんだ
白か青かわからない
たとえば
そんな空の下で

懐かしい あの川へいこう
ぼんやりと空を見ながら 君の肩にもたれていたい
流れゆく日々に 擦りきれそうになったら
想い描く【想い】が壊れそうになったら
たとえば
どんな空でもいいから
そんな空の下で



遠すぎる道
距離感がわからなくって
見覚えのある交差点で
青信号を待っている僕がいたんだよ

明日みる夢を守りたいんだ
願ったり
祈ったり
全ては此処から始まるんだ
繰り返す僕
繰り返す空
あの日の鼓動
あの日の孤独
大切なコトって 幾つある?
大切なコトって幾らある?
亡くせない
亡くしたくない
どんなにちっぽけでも
泣きながら
笑いながら
僕は知るんだ
君という大切さを

あと少し
もう少し

たとえば
そんな空の下で

ふわふわと拡がる雲を見ながら
たとえば
そんな空の下で

僕は想うんだ

2007/02/01 (Thu)

[4] 永遠
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君は空を見上げる
1日の始まり
それは流れゆく日々の続き

降り注ぐ朝陽
澄んだ空を見上げて
君は
今日も当たり前に歩き始めるんだね
いや
歩き続けるんだね

思い描いたように
歩けなくても
思い描いた自分を捨てられないまま
とにかく君は歩き続ける
続けるのは嫌だけど
終わるのも怖いんだね
結局なにもできずに
歩き続けるんだね
君は
それを『永遠』と呼んだ

君の求める正解は
此処にはないって分かっているから
分かっているのに
踏み出したその足を止められないまま
悔しさを胸に秘めて
君の『永遠』は続いてゆくんだね
思い描いたその先を
この空に託して


悔しさはやがて悲しみに変わって
きっといつか
懐かしさへと変わってゆくのだろう
その時君は
思い描いたその先の終わりを知るのだろう
その時君は
それでもこの空を
見上げることができるのだろうか

どんなに納得しても
決して消えない感情がある
流れゆく日々の当たり前さに呆れながらも
それでも君は歩き続けるんだね

忘れたいことって
なんだっけ?
忘れたくないことって
なんだっけ?
忘れられないことって
なんだっけ?

後悔ってさ
今までも
これからも
沢山積もってゆくのだろう
それでも日々は続いてゆくんだよ

それを君は『永遠』と呼んだ



思い描いたその先を
『永遠』という日々の中で
君はいつか忘れてしまうのかな?
思い出せるのかな?
懐かしんだりするのかな?

だから

忘れてしまう前に
忘れないように

僕は

君を抱き締めるんだ



2007/02/03 (Sat)

[5] 
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消えないように
吹き抜ける風に目を閉じて
僕はまた此処にいた
言いかけて
言えなくて
伝わらなかったあの日の記憶
向こう側で手を振る君がいた

消えないように
夕焼けに染まった風景に
語りかけてた君を見ている僕がいた
君と歩いたこの道は
今日も沢山の人達の想いを風に乗せて消えてゆく
僕は君を想った

消えないように

帰り道
足音が響きわたる窮屈な僕の心
君と歩いたこの道を
今日も誰かが歩き出す


空に浮かぶ雲を眺めながら
この道を歩きながら
通り過ぎていった僕の想い

消えないようにと
願いながら

2007/02/03 (Sat)

[6] 
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白い息が飛ばされてゆく
君は何かつぶやいたけど
冷たい風が邪魔をして
よく聞こえないんだ
暗闇に包まれた静寂の中を
吹き抜けてゆく風
孤独と焦燥に晒されて
それでも君は此処にいる

どうか
心の奥にある闇まで
僕の灯りが届きますようにと
君の手を強く握った
頼りない言葉達の中で
どれだけ想いは伝わるの
君の言葉は
また風に流された
そして
僕はもうひとつの世界を知ったんだ

聞こえてくるのは風の音
君はうつむいて
語ることをやめてしまった
君の冷たい掌から
悲しい温もりが伝わってくるんだ

僕らは歩き出す
先の見えない心の奥に踏み込むための
小さな一歩が
胸を砕いても
全てを壊しても
この風に負けないように
君の手を強く握って
聞こえてくる声の在処へ
届きますようにと
願いながら

そして僕らは
痛いくらいに響く
君の声を聞いたんだ


何度も
何度も

2007/02/18 (Sun)

[7] 
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信じることなんて簡単で
裏切ることだって簡単さ
君のせいじゃない
誰のせいでもない
本当はどうでもよかったこと
そんなことが
いっぱいありすぎるだけ
そんなことが
とっても大切なだけ

人って本当は残酷で
それでも人って優しくて
それでも僕は
今日も君を想うんだ

確かめたいことが沢山あるんだ
守りたいものが沢山あるんだ
憶えておきたい記憶が沢山あるんだ

(思い出して)
叶わなかった願い事

(思い出して)
果たせなかった約束

(思い出して)
夢のままで終わった
夢見た未来

(思い出して)
忘れたくないからね



目を綴じる
忘れないようにと
心の奥に残る遠い景色
君の残した風が
今日も優しくそよぐんだ

遣りきれなさ
ちっぽけな僕

【悲しみ】の意味って?
【後悔】の跡に残るものって?
【苦しさ】の向こう側って?

そんなこと
僕には分からないよ



消えることのない傷跡は
僕の心の糧だから
意味なんていらないさ
ただ今は



(応答願います)

(応答願います)

(応答願います)


(僕はここにいます)



もう行かなくちゃ


2007/02/24 (Sat)

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