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いつも何が本当に正しいのか
そんなことばかりにこだわっていたよね
きっとそれに答えなんて無くて
そんなこと意味は無かったのに
苦しい胸を押さえて 笑った振りして
強く手を握り締めた
自分にだけは 負けちゃいけないって
そこから見てるあなたには
今の僕はどう映ってるの
君と居た季節が
僕の人生の中で
一番輝いていたのは
いうまでも無くて
僕と居た季節は
君にとって
なにか意味があったり
したのかなぁ
自分ばっかり苦しいと思ってた
自分ばっかり辛いと思ってた
ねぇ 君もあの時
同じ気持ちでいたのかなぁ
どんなに愛したって
こころの中まで見ることなんか出来なくて
信じ切れなかった僕は
結局 僕に負けたってことかな
不器用な君の愛を感じながらも
すべてを受け止められなかった
すべては君で始まって
すべては僕で終わったんだ
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あっという間に過ぎていく
季節の中に置き去りくらって
心の中は
なにも変わっちゃいないのに
大人になんかなりたくない
なれないよ
僕はあの頃と
なにも変わっちゃいないのに
なんでもないときに
時間の流れを感じて
ふと 立ち止まると
あの時見てた景色は
もう 僕の目の前に無かった
どうすればいい
記憶の中の 僕に聞いても
切ない顔して 見ているだけなんだ
忘れないでって
僕は僕にいってるのに
もう 届かない
声さえ
どうしたらいい
未来の中の 僕に聞いても
困った顔して 首を傾げるだけなんだ
また桜の季節が巡ってきたよ
ねぇ 僕には今
何度目の春なの
ねぇ 僕には後
何度の春なの
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いつも強がってばかりで
一人で泣いてばかりの僕に
“泣いてもいいんだよ”
“強がったって私にはそんな君はお見通し”
だなんて
また 強がって笑い飛ばしたけど
本当は涙こらえるのに必死で
君の事 愛しくてたまらなくなったよ
君なら こんな僕でも
すべてありのままで
愛してくれるのかなぁ
寄り道ばかりしたこと
悔やんでばかりの僕に
“意味のないことなんて無いから”
“私はあなたを諦めないから”
なんてこと無い顔で 微笑む君は
いつもいとも簡単に
僕を救い上げてくれる
悩んでた昨日が嘘みたいに
今日は空まで色を取り戻すんだ
だから 約束するよ
君が初めて認めてくれた僕は
きっと この世にひとつの
大切な僕なんだってこと
僕は僕に伝えていくから
これからもずっと
その笑顔さえあれば
僕はきっと何度だって
立ち上がるよ
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ただ懐かしく
思い出したあの頃はもう
遠い記憶でしかなくて
戻ることも 止まることも
許されぬ僕は今
一体どこに向かえばいいだろう
懐かしいと感じることが
悲しくて仕方なかった
幸せだったあの日が
過去であることが
悲しくて仕方なかったんだ。
アルバムをめくれば
君の記憶が一瞬のうちに
僕の頭を埋め尽くすのに。
今はもう、どこに居るのかもわからない。
人は手に入らないから
欲するのかな
僕は戻れない過去だから
君に逢いたいのかな
色褪せないまま
君はきっと
永遠に僕の胸に
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誰もいない部屋
ただいま
今日も帰る。
一人ぼっちの2LDK
やっぱり僕には広すぎるよ
置き去りにされた荷物は
一人で眠る僕の体温を奪っていく。
幸せになって欲しかった。
けれど
あなたの幸せはいつでも
僕と共にあって欲しかった。
そんな風に思う僕は
やっぱりわがままかな。
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言葉なんか要らない
こうしてただ
冷たくなった心を
暖めてくれたら
いつも不安だから
焦って答えを出そうとして
気持ち押さえられなくなる
どうすれば君に伝わるかなぁ
僕の心には愛しかないのに
口にしてしまえば愛は形をかえてしまうから
いつも君には届かないね
あんなにも側に居た君をいま
こんなにも遠くに感じるなんて
僕が持っていたものなんて
初めから大して無かったはずなのに
くだらないものを守って
君を失くした僕
大切の意味 いまさらわかった
そんな気がするよ
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残酷な季節
日中 あたたかく
安心しきった私は
太陽が堕ちるころ
体も心も冷たくするの
夏の終わりを感じさせる
冷たい秋風は
毎年決まって
私の涙を誘うのです
澄んだ空が
だんだんと 色を失ってゆく
私の瞳も
だんだんと 色を失ってゆく
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貴方に逢う為なら
どんな手段だって厭わなかった
このまま私を忘れられる位なら
どんな形でも 貴方の傍に居られればいい
そう思ってた
でもそのせいで
取り返しのつかないことになったのかな
街で見かける貴方は
近いようで
もう 遠いね
せめて私が
貴方に相応しい私なら
また 何か違ったかな
いつまでたっても
貴方から離れられないよ
もう 届かないのにね
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私はいつも
貴方の胸の前らへん
ここが私の特等席
静かな寝息をたて
無垢な顔で眠る貴方を
いつも 夜が明けるまで
貴方の腕のなか 眺めていた
ふと 眠れずに居る
私に気付いて
頭を撫で キスをくれる貴方が
愛おしくてたまらなかった
一分一秒でも長く
貴方の顔を眺めていたくて
一分一秒でも長く
貴方の温もりを感じていたくて
寂しくて 眠れない夜
瞳を閉じれば
いつでも貴方が居てくれたあの頃
もうじき
貴方の居ない
三度目の冬がくるよ
瞳を閉じた
私の前に広がる世界は
いま 暗闇でしかないよ
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あの頃は
貴方が私の全てでした
貴方からの着信メロディー
鳴るたびに私の胸は
締め付けられるのです
季節は流れて
貴方と私の間に
愛は残らなかったけれど
“もう失いたくない
だからあなたを
愛したくない”
そう言ってくれた貴方
今 何処に在るのでしょう
この季節は決まって
貴方との思い出に
恋い焦がれます