詩人:緋文字 | [投票][得票][編集] |
一瞬の重なりも
永遠に変える事ができた
伝える必要がないのは
あなたがもう
それを知っているから
感じ取れないような
そんな人なら
私は最初から愛さなかった
何度も最後の愛を始めるほど
尊いものを愚弄するつもりはないから
一度だけでも出逢えたら
それは私の中の誇り
誇らしく思う私を
あなたもきっと
誇らしく思ってくれるでしょう
そして互いに自分が少し
価値のある人間になれたと
生きていく自信に繋がるのでしょう
『神様の悪戯なのですよ』
存在する者のみしか信じないから
悪戯をされるというのでしょうかね
そんなものに付き合う暇がないと振る舞うから
その存在を見せつけにくるとでもいうのでしょうかね
それでもちっとも構わないのは
あなたをそれ以上に
崇めている私がいるからでしょうね
永遠の愛を持つ者は
自分の中に棲まう
瞬きながら消えない時を
知っている