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緋文字の部屋


[59] 女ですもの
詩人:緋文字 [投票][編集]

髪をゆるやかに垂らすのも

毎晩、爪先を染め変えるのも
口元に媚びない色を置くのも

いつ触れられてもよい様に
どこもかしこも柔らかく

あなたのため

と言いたいけれど

女ですもの
こればっかりは
不変に続けていくのです

心配ならばもっと傍へ
遠くにいないで
四六時中を私の傍に

あなたがスーツを身に纏い

空港へ向かう姿、見送る時

知らないあなたがいる事に

私もおんなじ気持ちなのよ


来月
あなたと逢う時に着る

秋物の服を
今日買いました

2005/08/24 (Wed)

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