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緋文字の部屋


[77] うつらうつら
詩人:緋文字 [投票][編集]

閉められる扉の微かな音

その静かな行いに

すがる余地の無い事を知る

せめて勢いよく解り易く

音を立て

感情あらわ

閉ざしてくれたならば

文句の一つも言いながら

追い掛ける事できたろうか

後ろ姿と
静寂だけ
残された

もう二度と開けれない扉

その向こうは

もう、空虚で

ただいま

なんて返ってこない


戻らない

を知りながら

見つめ続けて動けない

終わりなんて滑稽なもの

そんな夢ばかり見る


一緒の夢を見るはずではなかったの?


どちらが夢なのか

区別がつかないとこにきた

2005/09/16 (Fri)

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