詩人:望月敏彰 | [投票][編集] |
いつからかは わからないが
大人の誰も信じられないと
思った少年は ただひとり
誰にも頼ることなく 問題にぶつかっていた
もう限界だと思ったとき
本の中の人物に助けを求めた
本屋に行けば 本の中の多く大人が
肯定してくれた
自分と同じ名前の本
見つけた彼は その本を買った
いままで本なんて読まなかった彼が
本好きになったきっかけの本となった
はみだしたと思っていた
でも それでいいんだよと
それこそが素晴らしいんだよと
人生の先輩の言葉の数々に
その少年は希望を持った
「こんな大人になりたいな」
そういう目標ができた
あんな大人になりたくない から
こんな大人になりたい と