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望月敏彰の部屋


[18] あの頃
詩人:望月敏彰 [投票][編集]

諦めきれない夢への道のりは
挫折したあの瞬間から始まった

自分が好きだと思い込んでいた
それとは違っていて
高校時代の欠点から生まれた
人のためにできる
自分の得意なことだった

当時はなぜこんなに辛いのかと
やみくもに模索しながらも
かき集めた言葉のコレクションたち
自分の心の平穏のために
紙に投げつけた大人への反発文字たち

今の大人になった僕は
あの頃の理想とした大人になっているかな
当時の反発していた大人に
近づいてはいないかな


この人だって思える人には
遠回りした方がいいかもね
「やっと」という枕詞は
辛さを消してくれると同時に
喜びを2倍にしてくれるもの

あの頃の僕は
その「やっと」の言葉を信じて
進んできたのだ
数字では計れない
努力の足跡は
100歩が100歩になるとは
限らずに
それ以上になりうるんだ


夢を目指すからには
叶うことが前提で
旅行をすると決めたなら
目的地に着くことが前提で
少し雨が降ったからといって
引き返さないだろ
夢に向かう障壁は
すべては小雨
傘すらいらないかもしれないな



あの頃の自分との
自問自答

今の大人になった僕は
あの頃の理想とした大人になっているかな
当時の反発していた大人に
近づいてはいないかな

2015/06/20 (Sat)

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