詩人:ふたり | [投票][編集] |
人の一生には
日々変わる現実があって
今日の日が何であるかなど
一日が終わってみても
考えもしない
良くない出来事があれば
思い悩み
あれこれと意味や理由を探してみては
その理由を否定している
今日が嫌で
明日も嫌で
自分も嫌
でも
人は
どんなことがあっても
どこかで
なんとか前向きにならないと
生きていけない
そして一日を終える
そうなれる自分がいる
振り返れば
出来事はシンプルなものだった
前向きになれることも
シンプルなものだった
本当の苦しみ辛さは
自分にしか分からないけれど…
詩人:ふたり | [投票][編集] |
等間隔に並ぶ木々たちの
強めの不満主張と
気付いて欲しい心の危険信号の違い
葉の美しい眩しい緑
呟きにも似た
狭き世界の共存共栄
求めているものは…
自由には遠く
意識の風景
山や川のふるさとの匂い
仰げば思想と現実の狭間なんて
難解なことには触れにくく
見上げれば空に流れる雲
青い空に吸い込まれてしまいたい気持ち
雨音にも似た音を流せば
水の流れる人々の感情は静まる
何重奏の試奏を繰り返して
でも
先に見えている
その思想に
いまは間違いがないと思えるから
詩人:ふたり | [投票][編集] |
言葉と言葉の間の
人間模様
他人とか身内とか
友達とか…
区別のないはず
だって
嘘は誰にだって吐けるから
でも
目の前で嘘をついているのを見ると
本当に虚しい
嘘をつかれてる方は
他人でも 友達でも
身内でも
あたなの言うことを
信じてるんだよ
困るのは…
あなた
嘘をつくことに慣れてしまうこと
わがままになって
つくたびに遠回り
重ねるほど
隠し続かないものだから
あなたの傍で見ている人が
あなたが吐いた人が
大切な人だと思うなら
遠回りはやめて
自分を止めて
痛みを消して
詩人:ふたり | [投票][編集] |
一人でも生きていけると思っていた
誰と会うでもなく
話すわけでもなくて
あるとするならば
コンビニで頷くくらい
何もしないままに
夕日が差し込む
今日を精一杯生きたのに
明日への道が見つからない
何もしないままに
一日が終わる
例え夜が訪れても
この心が微動だにしない
一人で生きていれば
一人のペースで時間が過ぎる
全ては身ひとつ
あるのも
身ひとつで
でも
崩れてしまうと
そのペースで時間が過ぎる
過酷な心が
一人で生きてる証
自分を放さないように
一日が終わる
今日を精一杯生きたことも明日の糧になるだろうか…
何もしないままに
終わる今日じゃないと
気付ける心に
なれるだろうか…
慣れるだろうか…