詩人:beet | [投票][編集] |
人の顔色伺う
つまらない意思に飲み込まれそうになっても
決してへこたれない
誰かの無知や偏見に潰されそうになっても
決して負けない
誰かの安っぽい猿知恵も
くだらないエゴにも
決して潰されない
病気の爬虫類が抱える
忌々しい毒では
決して情熱を消す事はできない
誰の為でもない
自分が自分らしく生きる為に
誇りを守る為に
この命尽きるまで
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真面目に生きるは 世知辛い
恋に生きるは せつなすぎる
出世に生きるは くたびれる
とかく 今日びは ままならぬ事だらけ
信じる物は己の腕一本だけ
まあ もう少し儲けてから考えよう
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重く憂鬱な気分を
無理やり抑えて
家から出たくない
もっとゆっくりしていたい気持ちを断ち切るよう
自分にいい聞かせて
今日も戦場に赴く
意味のない愛想笑いをする自分と
その場だけ取り繕う馬鹿な上司にうんざりしながら
それでも 日常は続く
結局 人の好き嫌いだけなんだろ?
使い勝手がいい奴だけ選んでるんだろ?
臭いものには 葢をして 知らないふりすりゃいいんだろ?
偽善者のふりすりゃいいんだろ?
結局 俺が何やっても気に入らないんだろ?
こんなものかと 罵りながら 溜め息をつく
悲しいけど これが現実なんだよね
自由なんか何処にもないんだよね
あほらし
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若い頃 良さも分からず
ただなんとなく BLUESを聴いた
でも その本質までは分からなかった
飲み会で意味なく テンション上げ
何度となく記憶をなくしたり
皆いる前で 女と喧嘩したりした
結局 子供だったのよね
流行ものに 遅れまいとして
無理やり 覚えたカタカナで
知ったかぶりしている奴が大嫌いだった
ある時 流行など どこまで追いかけても
実態がない事に気づき 追うのをやめた
それが新しいと 勝手に思っていた
結局 子供だったのよね
飲めもしないジントニックを
毎晩 無理やり飲んでいた
それで酒は強くなったけど
やっぱり酒は好きになれなかった
結局 子供だったのよね
歳取る事のよさ 今にして分かる
経験を積む事の意義が
人は何故 無駄な事をしなくなるのか
まっ 子供には分かんないだろう
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人は 人間は同じ事を繰り返して
成長を続けてきた
ふぐを食べたら 毒だと言う事も
誰かがそれを食べて死んだから
毒だと分かった筈
一本の険しい山道
舗装されて 電気が通るまで
トンネルが掘られて
人が安心して通れるまで
いったいどれ程の時間を経て
ここまで辿り着いたんだろうか
自分達が安心して生活出来るのは
何代も何代も前からの
先人の血と汗
失敗と努力の成果の上に
成り立ち その上を歩いている
そういう意味では
人間独りで生きている訳ではない
生きたくても 生きられなかった人だって
大勢いる
だから簡単に
死ぬとか 口にしてはいけない
今まで何回も何回も
修羅場を潜り 失敗を繰り返して
知恵と度胸が付いた
でも 未だにいい気になる自分を
時には戒め 時にははげまし 生きている
まだまだ自分も 未完成だから
でも どんな時でも前を向いて
生きて行きたい
死ぬまで成長して
生きて行きたい
果たして 自分と同じ考えを持つ人
同じ価値感を共有出来る人がどれ程いるだろうか
もしいるのなら 出会って 話してみたい
そこに新たな未来が待っている
必ずいると
信じて疑わない
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知らないうちにうたた寝した
まん喫の夜
別に起きたい訳もなかったのに
タイピングの音がうるさくって
つい目を覚ました
たいして早い訳でも無いくせに
意気込んで 得意満面に
打っている音が 妙にむかついた
少しは 周りに遠慮して打ってくれよな
バッカみたい
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勝ちたいよ でも 勝てないよ
掴んだと思ったら また次
掴んだと思ったら また次
人間の欲望は 際限ない
この勝負 一体何時になったら
決着が付くの?
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世界中の誰もが一度
同じ夢を見る
世界中の誰もが一度は
誰かの事を好きになる
眼の色も 髪の色も
皮膚も 言葉が違っても
世界中の人が 特別な人を見つけてる
これだけ人間が住む地球で
生活が異なっても
人間がいる限り
永遠に変わらない
僕が今見ているのは
この狭い日本の中で
誰の記録も残らない
ほんの小さな日常だけど
僕にとって
世界中の誰よりもずっと
君は一番大切な人
地球の人口がどれだけ増えようと
どこかで戦争が起きていようと
これだけは永遠に変わらない
65億人の中で一番大切な人
世界で一番好きな人